宿題からソーシャルスキル学習まで選べる学習プログラム
学ぶ目的や内容、方法はひとりひとり異なります。特に発達障害のあるお子様の場合、学年相応の学習内容に取り組めるとは限らず、将来像や興味・関心によって学ぶべき内容も変わります。同じ内容を教える場合にも視覚優位なASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)のお子様と聴覚優位なLD(学習障害)のあるお子様とではアプローチの仕方が変わります。
エンパワメントコースでは学習だけでなく、パソコン学習やソーシャルスキル学習などひとりひとりのニーズに合わせ、ご家族・ご本人と相談しながら指導方針を決め、それぞれの理解の仕方に合わせた指導も可能です。
1.スケジュール作り
キャンパスラビットでは指導を始める前に、その日に行う90分の学習スケジュールをお子様と一緒に考えて作ります。前半・後半に分けて何を学習するか考え、実行し、どこまでできたかを一緒に評価します。90分スケジュール作りに慣れてきたら、家に帰ったら何をするか、学校の時間は何時から何時まであるなど、1日をどう過ごしているかを振り返り、最終的に1日のスケジュールを作ります。
2.学習補助
学校の宿題や授業の復習を行います。教材は学校で使用しているものを中心に活用し、必要に応じてこちらからテキストやプリントを用意し、学習の定着を目指します。わからない部分の解説だけでなく、効率の良い解き方や見直しのコツなど、自立的に学習を進める上で必要な考え方についても指導していきます。
3.パソコン学習
パソコンの扱い方から、Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint)の基礎・応用知識まで実践を通して学ぶことができます。
特に、書字が苦手なLD(学習障害)のお子様には、小学生の内からタイピング練習をすることをおすすめしています。ゲーム感覚でタイピング練習ができるソフトもあるため、楽しく取り組むことができます。
4.コミュニケーション学習
人との会話のキャッチボールを学習します。自分の考えの伝え方や相手の意見の聞き方から、相手の気持ちを考える学習を行い、対人の相互理解を深めます。1対1のコミュニケーションから集団のコミュニケーション、同年代や目上の人に対してどう接するかを学び、考える力を養います。
5.ソーシャルスキル学習
学校では学べない社会の当たり前を学習します。待ち合わせ場所に行くにはいつ出発し、どの交通機関を使えばいいのか、何かトラブルがあった時にどう対処するのかなどを学び、社会でひとりで行動できる力を身につけます。